チェンマイには乗合タクシーのソンテウという乗り物があります。ローカルの乗り物なので、初心者が乗りこなすのはハードルが高いかもしれません。
しかし、一度経験すれば意外と簡単に乗れるし、バイクタクシーよりもずっと安く行けるのが利点です。
本記事では、2025年2月にチェンマイに滞在した際に実際に乗ってみた体験をもとに情報をお届けします。
チェンマイの乗り合いタクシー【ソンテウ】とは
チェンマイの旧市街の周辺道路や市場などにいろいろな色のソンテウが走っています。ソンテウはその色によって運行方法や行き先が異なっています。
今回は、その中でも流しのソンテウの【赤いソンテウ】の乗り方についてお知らせをしていきます。
今回も私は旧市街の南のチェンマイ門を拠点に滞在していました。チェンマイ門市場の前の道路を通行するソンテウは、赤と黄色の2種類が主になります。
黄色はルート運行、赤は流し
黄色いソンテウはルート運行で、ターペー門付近に行く場合は利用できる場合もあると思います。

一方の赤いソンテウは流しのソンテウです。流しとは行き先を客と交渉して決めるというものです。乗り合いの車ですから、先に乗っている人たちの行き先によっては行かない方面も出てきます。これは車を停めて確認するまではわかりません。
赤いソンテウで郊外のショッピングモール【MAYA】に行ってみた
今回はショッピングモールの中にあるシネコンで映画を観るためにチェンマイ門市場の前から赤いソンテウに乗りました。その手順をお知らせします。
ソンテウに合図して止まってもらう
MAYAに行ってくれるソンテウに乗るためには、停めて確認する必要があります。ソンテウを停めるには決まったポーズと動作があります。
・やってくるソンテウを見つけたら、運転手から見える位置に立つ
・腕を体の横、斜め下に出す
・手のひらをひらひらと振る
これでソンテウが停まってくれるので、運転手に行きたい場所【今回はMAYA】を伝えます。旧市街の門や大きな建物など目印になるところがいいでしょう。
今回は2台ほど断られました。これは仕方がありません。車は次々とやってきますので、さっさと次の車を停めます。
運転手のOKが出れば車の後ろから乗り込みます。
車内はこんな感じ
ソンテウの車内は両横にベンチが並んでいます。空いているところに座ってください。中からは外の景色がよく見えません。行き先の場所が不案内な場合はスマホのマップなどで現在地を確認しながら進んでください。

走行中も後ろにはドアなどはありません。満員の時など振り落とされないようにしっかりと掴んでおきましょう。

到着したら、料金の支払いなど
乗客の行き先に着いたら車が停まります。状況によってはすぐ前ではなく、少し離れた場所になる場合もあります。自分のために停まってくれのをわかるようにしておきましょう。
料金の支払い
料金は車を降りてから運転手または助手に支払います。できるだけピッタリか小額紙幣を準備しておきましょう。
料金は基本30バーツ、ただし!
料金は基本30バーツです。最初に行ってくれると言った場所ならぼったくりなどは無いはずです。
しかし、実は今回チェンマイ門からMAYAまで40バーツを要求されました。なぜかと言うと、チェンマイ門で乗ってからMAYAで降りるまで誰も乗ってこなかったので、意図しなくて貸切になってしまったのです。
運転手からすれば、乗り合いだから1人あたりを安く載せられるので1人だけ運ぶのは相当に効率が悪いことになります。
その辺りの事情は理解できますし、運転手も申し訳なさそうに申し出たので気持ちよく40バーツを支払いました。

帰り道(逆方向)の乗り方
映画を見終わって、帰りのソンテウに乗るのですが、来た時に停まった場所にいるソンテウにチェンマイ門まで行くか確認したら断られました。
おそらく車線の向きが逆なのだろうと判断して、道路を渡って逆方向の車線でやってきたソンテウに乗ることができました。
チェンマイ門市場の前で降りて、料金は30バーツでした。
まとめ
ソンテウはローカルな乗り物なので、ハードルが高いと思いますが一度経験すれば割と簡単なものだと思います。
チェンマイ門からMAYAまではバイクタクシーでも60バーツほどかかりましたので、その半額で乗れるのは魅力です。ローカルの雰囲気も味わえますので、特段の急ぎでなかったら挑戦してみてはいかがでしょうか。

