関門海峡が歩いて渡れるってご存知ですか?
下関と門司港を結ぶ関門トンネルの最下層部に【人道トンネル】という人が歩いて通れる道があるんです。今回は、日本でも数少ない海底トンネルを歩いて渡ることができる、関門トンネル人道をご紹介したいと思います。
関門海峡を歩いて渡る!世界でも珍しい海底トンネル探検
海底トンネルの魅力に迫る
関門海峡を挟んで本州と九州を結ぶ関門トンネルは、車道だけでなく、歩行者専用のトンネルも備えているんです。この人道トンネルは、そのユニークな体験から、多くの観光客を魅了しています。
関門トンネル人道ってどんなところ?
関門トンネル人道は、全長約780mの海底トンネルで、歩いて約15分ほどで渡ることができます。トンネル内は、海中を歩いているような幻想的な雰囲気。壁には海草や魚、天井には朝、昼、夕、夜の空が描かれており、まるで海底探検をしているような気分を味わえます。
特に、夜の空は星が光る演出がされており、ロマンチックな雰囲気も満載です。
なぜ海底トンネルがあるの?
関門トンネルは、本州と九州を結ぶ重要な交通路として建設されました。海底トンネルにすることで、海上の交通を妨げずに、陸路を確保することができたのです。
歩行者用のトンネルがあるのは、地元住民の要望や、観光資源としての価値を見出したためと言われています。
関門トンネル人道の魅力
- 世界でも珍しい体験: 海底トンネルを歩くという体験は、なかなかできるものではありません。
- 歴史とロマン: 関門海峡の歴史を感じながら、未来へと繋がるトンネルを歩くことができます。
- 絶景: トンネル内からは、関門海峡の美しい景色を一望できます。
- 手軽に楽しめる: 事前予約などは不要で、誰でも気軽に訪れることができます。
実際の歩き方
今回、門司側から下関側に歩いてみました。
1、門司側の入り口を入る
門司側の入り口は関門大橋の下からすぐのところにあります。
2、エレベーターで地下まで降りる
エレベーターは大小2機のエレベータがあります。これで地下まで降ります。けっこう深く降ります。
地下のエレベーターフロアは広く明るく、門司側には文字の観光案内が表示されています。
3、人道トンネルを下関側まで歩く(県境を越える)
トンネルは約800メートル。途中に福岡県と山口県の県境が書いてあります。
3、下関側のエレベータを上る
人道トンネルを渡り切ると下関側のエレベーターがあります。これに乗って地上まで行けば、そこは下関です。下関側の出口を出たところは、観光名所の日野山公園です。赤間神宮・安徳天皇陵も歩いていける距離です。少し先には唐戸市場もあります。
関門トンネル人道へのアクセス
- 最寄駅: JR門司港駅またはJR下関駅
- 交通手段: 各駅からバスまたはタクシーでアクセスできます。
その他
- 料金: 歩行者無料、自転車・原付20円
- 営業時間: 6:00~22:00
- その他: トンネル内は温度が低いため、暖かい服装で行くことをおすすめします。
まとめ
関門トンネル人道は、歴史とロマンを感じながら、非日常的な体験ができるスポットです。九州と本州を結ぶ旅の際に、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。