【聖地巡礼】下関市【赤間神宮】と最も西にある天皇陵【安徳天皇陵】

神社・民俗学
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山口県下関市にある赤間神宮・安徳天皇陵に行ってきました。
関門海峡を間近に望む場所に赤間神宮。神宮の左境内に安徳天皇陵があります。

赤間神宮と安徳天皇陵 ~歴史と悲劇が詰まった聖地~

壇ノ浦の悲劇と安徳天皇

山口県下関市にある赤間神宮は、源平合戦の舞台となった壇ノ浦の合戦で、わずか8歳で生涯を閉じた安徳天皇を祀る神社です。安徳天皇は、平家とともに壇ノ浦の戦いに敗れ、祖母である建礼門院徳子に抱かれて入水したと伝えられています。

赤間神宮の見どころ

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  • 水天門: 朱色の鮮やかな水天門は、竜宮城をイメージして建てられたもので、赤間神宮のシンボル的な存在です。
  • 安徳天皇阿弥陀寺陵: 安徳天皇が祀られているお墓です。静かで厳かな雰囲気の中で、歴史を感じることができます。
  • 宝物殿: 貴重な仏像や絵画など、多くの文化財が展示されています。
  • 芳一堂: 平家物語に登場する盲目の琵琶法師、芳一の伝説にゆかりのあるお堂です。

安徳天皇陵

平清盛の孫として即位

安徳天皇は、平清盛の娘である建礼門院徳子の息子として生まれました。平清盛は、外孫である安徳天皇を傀儡として利用し、平氏の権勢を盤石なものにしようとしました。そのため、安徳天皇は幼い頃に即位することになり、平家の勢力を背景に政治が行われました。

壇ノ浦の悲劇

しかし、平家の勢力は源氏との戦いに敗れ、壇ノ浦の戦いで壊滅的な打撃を受けます。安徳天皇は、祖母である建礼門院徳子に抱かれて海に身を投げ、わずか8歳で生涯を閉じました。

安徳天皇陵の前には、幼くして崩御された安徳天皇を慰めるためお菓子を備える人が多くいます。以前は三方の上にお供えを置いてそのままにしておいたのですが、昨今はいったんお供えをした後に持ち帰ることが礼儀となっています。

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平家塚と耳なし芳一堂

神宮の裏手には平家塚とあの耳なし芳一ゆかりのお堂があります。耳なし芳一の話はここが舞台の話だったのですね。

耳なし芳一は、日本の古典怪談に登場する盲目の琵琶法師です。小泉八雲の「怪談」で広く知られるようになった物語の主人公であり、その悲惨な運命から、日本人に広く知られる怪談の定番となっています。

耳なし芳一の話

芳一は、優れた琵琶の演奏家でしたが、ある日、夜中に不思議な声に導かれ、墓場で平家の亡霊たちのために琵琶を弾くことになります。亡霊たちは芳一の演奏に感動し、毎晩のように彼を墓場に呼び寄せ、琵琶を弾かせます。

しかし、芳一は僧侶に相談し、体中に経文を書き写してもらうことで、亡霊から身を守るように言われます。しかし、耳だけは書き忘れるというミスをしてしまいます。そして、再び墓場へ行った芳一は、亡霊たちに両耳を奪われてしまうのです。

赤間神宮の魅力

  • 歴史ロマン: 源平合戦という壮大な歴史の舞台となった地であり、安徳天皇の悲劇的な生涯は、多くの人々の心を惹きつけます。
  • 美しい景観: 水天門や周辺の庭園は、四季折々の美しい景色を見せてくれます。
  • 静寂: 都心から離れた静かな環境で、心身のリフレッシュができます。

赤間神宮へのアクセス

  • 電車: JR山陽本線・小倉駅から新幹線で約30分、新下関駅下車。新下関駅からバスまたはタクシーで約15分。
  • 車: 中国自動車道下関ICから約15分

まとめ

安徳天皇陵は日本で一番西にある天皇陵です。九州や中国地方の人は天皇陵にお参りする機会は少ないと思いますので、下関に来られる機会があればぜひ来てください。

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