インドネシアのQRコード決済【Go Pay】を旅行者が使う方法

旅のお役立ち

近年はアジア諸国でもQR決済などキャッシュレス決済が普及しています。しかし、現地の銀行口座がないと使えないということが多く、口座を持っていない短期の旅行者には使えないものでした。しかし、毎回毎回現金で支払うのも面倒ですし大額紙幣は屋台など小さな店舗では嫌がられるという経験を多くされている旅行者も多いと思います。

インドネシアでは銀行口座を持っていない短期の旅行者でも使えるQR決済コードがありますので、2024年7月に【Go Pay】というQR決済を実際に使ってみた情報をお知らせします。

Gojekアプリを登録する(日本の携帯電話番号で登録できます。)

【Go Pay】は単独のアプリではなく、インドネシアの配車アプリの【Gojek】の機能のひとつとして使います。そのためにはまずGojekを登録するところから始めます。

1. スマートフォンにGojekアプリをダウンロード

  • App StoreまたはGoogle Playストアで「Gojek」と検索して、アプリをダウンロードします。
  • 無料でダウンロードできます。

2. 言語を選択

  • アプリを起動すると、言語選択画面が表示されます。
  • 日本語は現在対応していないため、英語またはインドネシア語を選択します。

3. 電話番号を入力

  • 言語を選択すると、電話番号を入力する画面が表示されます。
  • デフォルトではインドネシアが行事されていますので、国を日本に選択すれば日本の携帯番号が登録できます。
  • インドネシアのSIMを買われた方はその番号を入力して下さい。

4. 認証コードを入力

  • 電話番号を入力すると、SMSで4ケタの認証コードが送信されます。
  • 認証コードを入力して、登録を完了します。

5. 名前とプロフィールを入力

  • 名前、メールアドレスを設定します。

6. 支払い方法を設定(配車サービス)

  • クレジットカード、デビットカード、GoPayなどの支払い方法を設定することができます。

7. 登録完了

  • 上記の手順が完了すると、Gojekアプリの登録が完了します。

注意事項

  • Gojekアプリは、インドネシアでしか利用できません。
  • アプリの利用には、インターネット接続が必要です。
  • GPS機能を有効にしておく必要があります。

Go Payを使用する方法

 

1、6ケタのPINコードを設定しておく。
  アプリのトップページの【more】をタップして、次の画の【setting】をタップします。6ケタのPINコードを2回入力します。

2、SMS認証コードが送られてくるのでその番号を入れて登録を完了させます。

3. コンビニでチャージする

  • GoPayを利用するには、事前にアプリにチャージする必要があります。
  • ここではコンビニエンスストアでチャージする方法をお知らせします。
  • インドネシアにはアルファマートかインドマートというコンビニがたくさんあります。
  • レジでGo PayのTop Upだと告げましょう。
  • アプリを開いてTop Upをタップします。【other method】から店のマークをタップします。
  • 確認画面が数回開きますがyesで進んでください。
  • チャージする金額を入力して確認するとQRコードが表示されます。これをレジで読み取りをして完了です。
  • チャージする現金と手数料を支払います。今回10万ルピアをチャージしました。
  • 手数料はインドマートで1500ルピアでした。他のコンビニは2000ルピアです。
  • これでチャージ完了です。
  • レジでの操作は店員さんが教えてくれます。困ることはないでしょう。
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4. 屋台でGoPay決済を選択

  • 支払い時に、GoPay決済を選択していることを店員に伝えます。
  • 多くの場合、お店の目立つ場所に【QRIS】(GoPay)のQRコードが貼られています。

5. QRコードをスキャン

  • GoPayアプリを開き、QRコードスキャン画面を表示します。
  • 店員が表示するQRコードをスキャンします。

6. 支払い金額を入力

  • 支払い金額を入力し、「支払う」ボタンを押します。

7. PINを入力

  • 登録したPINを入力して、支払いを完了します。

8. 支払い完了

  • 支払い完了後、アプリにレシートが表示されます。

参考情報:インドネシアのQRコード決済「QRIS」とは?

インドネシアには今回のGo Pay以外にも多くのQR決済がありますが、店には【QRIS】というひとつのQRコードしか貼ってありません。これは多くのQR決済が統一のQRコードを使用できるように規格を統一してあるからです。

QRISは、インドネシア銀行(Bank Indonesia)が推進するQRコード決済の統一規格です。2019年に導入され、現在、インドネシアで最も広く利用されているQRコード決済サービスとなっています。

QRISの仕組み

QRISは、加盟店が独自に発行するQRコードを、ユーザーがインストールしたQRコード決済アプリでスキャンすることで支払いを行う仕組みです。ユーザーは、複数のQRコード決済アプリをインストールする必要がなく、1つのアプリで様々な加盟店で支払うことができます。

QRIS加盟店

QRISは、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、レストラン、カフェ、タクシーなど、様々な加盟店で利用できます。加盟店は、QRISのロゴマークが目印です。

QRIS対応QRコード決済アプリ

QRISに対応しているQRコード決済アプリは、以下の通りです。

  • GoPay
  • OVO
  • DANA
  • LinkAja
  • ShopeePay

まとめ

インドネシアで銀行口座を持たない短期旅行者でも使用可能なQR決済GoPayを紹介しました。事前に現金でチャージすれば屋台での支払いに困ることは少なくなります。なお、インドネシアでしか使えませんので、旅の最後に使い残しがないように調整をして下さい。


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