2024年8月にフィリピンを訪問しました。出入国の際の紙のカードが撤廃されて【e-travel】というデジタル申請が義務化されました。本記事では実際の手続きをもとに登録方法について案内していきます。
e-Travelとは
e-Travelは、フィリピン政府が導入したオンラインシステムで、渡航者の情報を事前に収集し、出入国管理を効率化するためのものです。2023年4月15日以降、フィリピンへの入国だけでなく、出国する際にも登録が必須となっています。
着陸後に入国手続きに向かう途中に何度も【e-TRAVEL】の手続についての注意喚起を何度もしてあります。これにも気が付かなかった場合は入国手続きのところで慌てて入力をするハメになります。必ず事前に登録しておきましょう。
登録方法
アカウントの作成
- アクセス: e-Travelの公式サイト(https://etravel.gov.ph/signin)にアクセスします。
- アカウント作成: メールアドレスを入力し、アカウントを作成します。
渡航情報の入力
- 情報入力: 以下の情報を正確に入力します。
- パスポート情報
- 渡航情報(出発地、到着地、フライト番号など)
- 滞在先の住所
QRコードの取得
- QRコード取得: 入力内容を確認し、送信すると、QRコードが発行されます。このQRコードは、入国審査の際に提示が必要となります。
- 税関申告: QRコード発行後、「for Customs Online Declaration, CLICK HERE」より税関申告の手続きを行い、別の2次元バーコードを取得します。このバーコードは、税関申告の際に提示が必要となります。
2024年8月13日にマニラで入国手続きをしました。入国審査の時にQRコードを準備してカウンターに行きましたが、パスポートのみを見られてスマホの画面を見られませんでした。パスポートを返却された時に係官にQRコードは?と見せましたがOKとのことでした。画面を見せなくてもわかるようではありますが、これが毎回そうなのかはわかりませんし登録しなくていいということではありません。
重要な注意点
- 登録タイミング: フィリピン到着予定日の「72時間前」を切ってから登録できます。
- 必要書類: パスポート、e-Travelで取得した2つの2次元バーコード
- 紙の出入国カード廃止: 2023年5月1日以降、紙の出入国カードは廃止されました。
その他
- eGovPHアプリ: スマートフォンアプリ「eGovPH」からも登録可能です。
今後もフィリピンに渡航する可能性がある人はアプリに登録しておくと便利です。 - 日本語対応: e-Travelのサイトは、一部日本語に対応している場合があります。
- 変更・キャンセル: 登録内容に変更がある場合は、再度登録を行う必要があります。