タイで急増!日本人が狙われる「お金見せて詐欺」に注意!被害状況と対策を解説
近年、タイ旅行中の日本人が被害に遭う「お金見せて詐欺」が急増しています。巧妙な手口で現金やクレジットカードを盗み取られるこの詐欺、被害はバンコクだけでなく地方都市にも広がり、深刻な状況となっています。
この記事では、お金見せて詐欺の被害状況、具体的な手口、そして被害を防ぐための対策を詳しく解説します。タイ旅行を安全に楽しむために、ぜひ最後までご確認ください。
お金見せて詐欺とは?被害状況と手口
お金見せて詐欺とは、中東系男女が観光客に近づき、日本円の現金を「見せてほしい」と誘導し、隙を見て財布から現金やクレジットカードを抜き取る詐欺です。近年、タイで急増しており、被害はバンコクの繁華街だけでなく、チェンマイやプーケットなどの地方都市にも広がっています。
被害状況
- 2023年以降、被害が急増
- 被害者は主に日本人観光客
- 被害場所はバンコク都内だけでなく、地方都市にも拡大
- 被害額は数万円から数十万円
具体的な手口
- 中東系男女が観光客に近づき、英語または片言の日本語で話しかける。
- 親しげに話しかけ、「日本のお金を見せてほしい」と頼む。
- 観光客がお財布を出すと、巧妙な手つきで現金を抜き取ったり、クレジットカードをスキャンしたりする。
- 被害者は隙に気づかず、現金やクレジットカードを盗まれる。
すでに1年前もタイ在住者から注意喚起がなされています。(youtube TJチャンネル)
お金見せて詐欺に遭わないための対策
お金見せて詐欺の被害を防ぐためには、以下の対策を徹底することが重要です。
1. 周囲に注意を払い、隙を見せない
- 中東系男女に近づかれ、話しかけられた場合は、警戒心を持ちましょう。
- 財布は常に肌身離さず持ち歩き、周囲に注意を払いましょう。
- バッグはチャックをしっかり閉め、貴重品はバッグの奥に入れましょう。
2. 現金やクレジットカードを見せない
- 要求されても、決して現金やクレジットカードを見せないようにしましょう。
- 必要最低限の現金のみを持ち歩き、クレジットカードは使用後はすぐにしまうようにしましょう。
被害に遭った時の対応
1. 被害に遭ったらすぐに警察に通報する
- 不審な人物に声をかけられたり、財布に異変を感じたら、すぐにその場を離れましょう。
- 被害に遭ってしまった場合は、すぐに近くの警察に通報しましょう。
- 被害状況を記録し、証拠となる領収書や防犯カメラの映像などを確保しておきましょう。
2.保険の対象になる場合がある
タイで発生している「お金見せて詐欺」は、海外旅行保険の**「盗難特約」**で補償される可能性があります。しかし、すべての保険商品が補償対象となるわけではなく、補償内容や条件は商品によって異なります。
お金見せて詐欺が補償対象となるケース
お金見せて詐欺が「盗難特約」で補償対象となる可能性があるのは、以下のようなケースです。
- 被害者が、巧妙な手口で現金やクレジットカードを抜き取られたことに気付いていない場合
- 被害者が、抵抗しようとしたにもかかわらず、犯人に無理やり現金やクレジットカードを奪われた場合
補償対象とならないケース
お金見せて詐欺が「盗難特約」で補償対象とならない可能性があるのは、以下のようなケースです。
- 被害者が、自らの不注意で現金を抜き取られたことに気付いた場合
- 被害者が、犯人に抵抗せず、現金やクレジットカードを渡してしまった場合
注意事項
- 海外旅行保険に加入する前に、必ず「盗難特約」の補償内容と条件を確認しましょう。
- 被害に遭った場合は、すぐに警察に通報し、被害状況を記録しておきましょう。
- 保険金請求に必要な書類は、必ず保管しておきましょう。
まとめ
お金見せて詐欺は、巧妙な手口で被害者をだまし、現金やクレジットカードを盗み取る悪質な犯罪です。被害を防ぐためには、常に周囲に注意を払い、隙を見せないことが重要です。タイ旅行を安全に楽しむために、今回紹介した対策を参考に、十分に注意してください。
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