ネパールでは市内を移動するには公共交通機関が発達していないためにローカルのタクシーやリキシャ、オートリキシャを使うことが多いと思います。しかし、これらはぼったくりの危険がありますので他の国と同様に配車アプリを使うことをお勧めしますが、アジアの他の国で一般的な【Grab】や【Uber】が使われていないためネパール独自の配車アプリを案内するのですが、かなりクセのあるアプリということとネパールの自動車事情も併せて案内します。
本記事は2024年3月にネパールのカトマンズとポカラに滞在した体験をもとに情報をお伝えします。
カトマンズとポカラで別の配車アプリが使われています
ネパールでは主に使われている配車アプリが2つあるのですが、首都カトマンズと第2の都市ポカラでは主に使われているアプルが異なっています。
どちらのアプリも両方の都市でも開くことはできるのですが、実際に使おうとしても登録されている車両がありません。実質使えないということです。
・カトマンズでは【Pathao】
・ポカラでは【in Drive】
というアプリが主に使われています。
【Pathao】と【in Drive】クセが強い2つのアプリの使い方
別のアプリですが、使い方はほぼ同じです。注意していただきたいことはアプリの登録にはネパールの電話番号が必要ということです。それとクレジットカードが登録できないので現金支払いになるということです。
ネパールの電話番号が必要
事前の登録ができません。アプリのダウンロードまで済ませておいて、空港で現地SIMを買ったらそ
の場で登録します。
クレジットカードが使えない
料金はアプリで事前にわかるのですが、支払いはドライバーに直接現金で支払わなければなりません。しかも空港で両替をした時には細かいお金が無いと思いますが、料金は1ルピー単位の細かい金額になるので、空港内の売店で買い物をして崩すか、少し多めに支払ってチップとして渡すかしかありまん。
アプリで金額を交渉する必要がある
配車アプリなのに交渉する必要があるというのは煩わしいことですが、両方のアプリとも場所を設定しても決まった金額が提示されるわけではありません。
アプリで行き先と乗り場を設定すると、相場の金額がアプリで表示されます。それでよければ提示してみて了解するドライバーがいればマッチングするのですが、誰も了解しない場合は金額を少し上乗せして再提示をしなければなりません。これをマッチングするまで繰り返すことになります。
マッチングしたらドライバーから確認の電話がかかってくる
かなり敷居が高いのですが、内容自体は難しいことを言ってくるわけではないので、今自分が居る場所を英語で連呼するか、近くにいるネパール人に代わって話してもらえる場所でアプリを使いましょう。
ネパールの車両ナンバーはネパール文字で書いてある
マッチングするとドライバーの情報が表示されます。この時表示される車のナンバーは普通の数字ですが、車のナンバーはネパール文字で書いてるため見ただけではわかりません。ピックアップ場所は自分も相手もわかりやすい場所を指定しましょう。それらしい車が来たらアプリの画面を見せて確認をしましょう。
まとめ
このようにネパールの配車アプリはかなりクセが強いアプリです。他の配車アプリを使ったことがある人でも慣れるまで苦労するかもしれません。
それでも街中のいたるところで声をかけてくる野良のタクシーやリキシャに乗る危険性よりも、マッチングさえすればあとは安心できるアプリを使うことをお勧めします。