2023年10月に台湾の台南に2週間滞在しました。現地のローカルの食べ物を食べ歩きしましたので、本記事ではその紹介と実際にお店で注文する方法についてお知らせをして行きます。
台湾のローカル食堂の注文方法
店内飲食か持ち帰りか
注文をする前、店に入る時にすでに言わなければならないことがあります。
それが店内で食べるのか持ち帰りにするのかを言わなければなりません。店内飲食は【内用(ネイヨウ)】、持ち帰りは【外帯(ワイダイ)】と言います。この言葉は台湾旅行をするなら必ず覚えておきたい言葉です。
店内飲食の場合、店の人がこちらを視認してくれたと思ったら、人数の指を立てて【ネイヨウ】と伝えれば店内に誘導してくれるでしょう。
注文は紙に書く(個数は正の字で)
注文は写真のあるメニュー表はローカルの店には無いと思って下さい。店内に入る時か席に注文票がありますのでこの紙に個数を記入して注文します。
注文したいメニューが決まっている場合はいいのですが、まだ決まっていない場合は漢字の品名を見ながら想像することになります。決まったら品名の横の欄に注文する個数を記入して下さい。この場合個数は正の字で書いて下さい。右の写真で水餃子10個は算用数字を書きましたがダメということは無いようです。
この時、席の番号を書くのを忘れないでください。食堂の場合必ず席に番号が書いてあります。カウンターでもあります。通常注文票の上に記入欄があると思います。
注文票は取りに来た店員さんかレジに持って行って下さい。忙しい店の場合待っていてもなかなか来てくれないこともあるかもしれませんので、手を挙げるなりアピールをしましょう。
台北と台南で名前が違う滷肉飯(ルーロー飯)
台湾グルメを代表するメニューと言えば滷肉飯(ルーロー飯)です。
滷肉飯は他のメニューと比べても割安で見た目の濃さによらずあっさりとした味わいです。台湾に行くなら初日に試していただきたいメニューです。
メニューの少ない小さい店は先ほど説明した注文票も無いこともあります。その場合はレジで品名を言わなければなりませんが、滷肉飯については日本人の発音でルーローハンと言っても通じると思います。個数は指で示せばいいでしょう。
煮卵をトッピングしたい場合は【加滷蛋(ジャールーダン)】と言いましょう。
例えば、数品注文したい場合、滷肉飯の小盛りが欲しい場合は、小椀滷肉飯を縮めて【小滷(シャオルー)】で通じます。
応用として、滷肉飯の小盛りに煮卵をトッピングしたい場合は【小滷加滷蛋(シャオルージャールーダン)】と言えば伝わります。これは台湾グルメのYouTuberのゾロさんの情報ですが、私も実際にこれで通じました。写真がこの時のものです。
また、台湾南部の台南市では滷肉飯という名前がメニューにありません。台南では【肉燥飯(ロウザオハン)】と言います。注意しておきましょう。
朝ごはんは軽く豆乳と油条
朝ごはんは軽く済ませたい時もありますね。こんな時には豆乳や朝粥の持ち帰り店で温かい豆乳と中華の揚げパン油条がお勧めです。
油条はできれば揚げたてがパリパリして美味しいので朝早めに行くのがいいかも知れません。または流行っている店は回転が早いのででき立てをもらえるかも。
おやつには豆花(トウファ)お勧めは小豆の豆花
おやつには【豆花(トウファ)】はいかがでしょうか。
台南市の有名店は日本語のメニューもありました。たくさんの種類の豆花があって、写真を見ても味の想像がつきません。
そこで、初めて台湾で豆花を注文する時のおすすめは、最も基本的でなおかつ日本人ならハズレが無いだろう小豆の豆花【紅豆豆花(フォンドウドウファ)】です。
甘くない汁に少し温かい豆花、その上に甘さを抑えたアンコが載せてあります。
想像通りの味ではありますが、初めて注文する時に冒険したくない、ハズレを引きたくない人には最適なものだと思います。
フォンドウドウファもそのまま読んでも通じると思います。お試し下さい。
超難関!ドリンクスタンドの注文
日本でも一世を風靡した台湾発祥タピオカドリンク。
台湾の注文の仕方を説明したyoutube動画もあるので私も事前に勉強をしてきたつもりでした。
ところが、実際に街にあるドリンクスタンドのメニューは複雑で品名を見ただけではどういうものかまったくわかりません。価格も思っていたよりかなり高額でした。
なかなか注文できずにさまよっていたところ、見つけたのが写真の緑豆ドリンクの屋台スタンドでした。
緑豆をすりつぶしたペーストを凍らせて半解凍状態でカップに詰めてくれます。買ってからしばらくはストローで吸っても出て来ないのでしばらく待つことになります。
甘さも控えめでどっしりとしているので軽く済ませるならこのドリンクだけでもいいかも知れません。
コンビニで買える 木瓜牛乳(パパイヤミルク)
コンビニでも買える名物をひとつ紹介します。
パパイヤミルクはどこのコンビニにも置いてある商品です。人気がありすぎて品切れになっていることもよくあります。
味は昔懐かしい、銭湯で湯上がりに飲んだフルーツ牛乳を思い出します。
あまりに気軽に飲めるので、本物のパパイヤを使ってあるのか?風味だけのなんちゃってでは無いのかと疑ったこともありますが、ちゃんと本物のパパイヤを使ってあるそうです。
パパイヤミルクにもいろいろなブランドがあります。また台湾のコンビニのドリンクコーナーには日本では見ないような珍しい商品が並んでいますので、パパイヤミルク以外の飲み物も試してみてはいかがでしょうか。
漢字が読めても意味がわからない台湾メニュー
中華料理のメニューは材料と調理法が名前になっていることが多いので、漢字を見ればだいたいどんな料理かを推測することができます。
しかし、中には漢字は読めるけれど全体としてどんな料理かわからないというメニュー名もあります。
一例を挙げると、その日チャーハンの気分でしたので、メニューのチャーハンの並びを見ていました。ひとつだけ【什錦炒飯】がどうしても意味がわかりませんでした。
そこでネット検索してみたところ、【五目炒飯】だということでした。什錦が五目という意味だとは想像もつきませんでした。
最後に魔法の言葉 チャガイーガ
ここまで、おすすめのメニューと注文の仕方を説明してきましたが、品名を口にするのは難しい場面もありますね。
そこで、この言葉さえ使えば大丈夫というのが【チャガイーガ(これひとつ)】です。
注文したいメニュー名を指さしてチャガイーガと言えば通じます。困った時にはこれで凌いできました。英語を使うよりは喜んでもらえますよ。お試し下さい。