2024年10月中旬にラオスのバンビエンからルアンパバンに移動しました。移動の方法は中国ラオス鉄道を使いました。本記事では鉄道を利用した移動の方法や料金、駅までのアクセスなどを実体験をもとに情報をお伝えします。
中国ラオス鉄道を利用してバンビエンからルアンパバーンへ移動
予約方法
バンビエンの街中にはいたる所に旅行代理店があります。店頭には以下の写真のような看板があって、料金はどこも同じでした。基本どこの店でも変わりはないと思います。
予約は3日前から可能
代理店に確認したところ、列車の予約は3日前から可能だということでした。少し油断していて代理店に行ったのが昼を過ぎてしまいました。すると昼のちょうどいい時間帯はすでに予約が埋まっていて、予約ができたのは夕方の最終便でした。(普通車両に当たるセカンドクラスの座席です)ちょうどいい時間帯を予約するには朝一番で代理店に行くか、ネット予約をする方がいいでしょう。
料金
バンビエンからルアンパバンまでのセカンドクラスの運賃とバンビエン駅までのトゥクトゥクの送迎、手数料込みで252,000キープの支払いでした。鉄道の駅から駅までの純運賃が162,000キープでしたので、送迎と手数料で90,000キープです。配車アプリのLOCAでホテルからバンビエン駅までが11万キープでしたので、自分でバラバラに予約するよりも代理店で予約する方が安くて簡単でした。
QRコードの受け取り
料金を支払って手続きが終わるとQRコードの受け取りのために、ワッツアップ、カカオトーク、LINEのいずれかを使えるか聞かれましたのでLINEのIDを交換しました。ほどなく駅で改札を通過するためのQRコードがLINEで送られて来ました。
当日の乗車手順
列車の出発予定時間の50分前に送迎の集合場所に来るように言われていました。配車アプリよりも安い送迎料金でしたので、乗り合いだと思っていましたが結果私一人だけでした。おそらく同じ代理店で同じ便の予約客が複数人いれば乗り合いになるのだろうと思います。
道路状態が悪いこともありますが、約20分でバンビエン駅に到着しました。写真のようにとても大きい駅舎です。
正面玄関に向かって右にチケット売り場がありますが、おそらく当日券は売り切れていると思います。事前購入をお勧めします。
入り口でパスポートとQRコードを見せて荷物検査を受けて建物の中に入ります。
駅舎の中はただただ無駄に広く、両端にトイレがあり、小さなAmazonカフェと売店があります。
改札は出発の15分前に通過できます。アナウンスがあり、電光掲示板で搭乗中と案内されますが、席は全席指定席なので急いで並ぶ必要はありません。しかし、なぜか皆さん早くから並んでいます。
15分前にQRコードを読み取って改札を通過します。掲示板で指定されたプラットホームの乗車する号車のところで列に並びます。
しかし、プラットホーム番号は案内板があるのですが、日本のホームのような【ここに1号車が来ます】のような案内は見当たりません。
駅員に聞いたところ、あっちだと言われたので行ってみると、柱に号車番号が貼ってありました。そこにすでに並んでいる人がいたのでその列の最後尾に並んで列車の到着を待ちました。ただ、指定席なので早くから並ぶ必要はありません。
案内されていた通り予定出発時刻よりも7分遅れで到着しました。ところが、みんなが並んでいる列とは別のところに乗降口が停まりました。ホームに黄色い表示があるのでみんなそこに並んでいたのですが、意味無いのでしょうか。ただ、指定席なので急いで乗り込む必要はありません。
列車の前が降りる出口、後ろが乗り込む入り口になっています。QRコードに指定のあった座席に座ります。
座席は満席で見たところではほぼ中国人客でした。女性の車掌と車内販売が通るのですが、どれも2人組でした。車掌さんの服装を見ての推測ですが、ラオス語と中国語の担当がいると思われます。英語はどちらかかまたは両方が話せるようです。
出発して1時間でルアンパバンに到着しました。列車のスピードは日本の特急電車くらいの体感でした。
駅に到着してホームに降りると駅員さんから中央の改札口ではなくて、建物の端を通って直接外へ出るように案内されました。
ルアンパバン駅から市内中心部への移動(乗り合いミニバス)
駅からルアンパバンの中心部までの移動は事前に案内がなかったので、配車アプリを利用しようと考えていましたが、駅の出口から階段で下へ降りたところに乗合バスの案内がありました。1人4万キープでした。特設のチケット売り場でチケットをもらうとどのバスに乗るかを指示されて案内されます。
車が満員になるまで詰め込まれて出発です。今回は15人ほどでした。ルアンパバン駅は市内中心部からかなり遠くにあるので約30分ほど走って市内へ着きました。
乗る前に乗客のホテルを把握しているようで、途中で何回か停車してそこで泊まる客が降りて行きます。私は今回中心部のやや外れに宿を取ったのでナイトマーケットの交通規制をどう迂回したのかはわかりませんが、近くまで行ったのだと思います。
まとめ
今回はバンビエンからルアンパバンまでを案内しましたが、ビエンチャン発でも逆方向でも手順は変わらないと思います。
席は早く売り切れてしまうと思いますので、発売日の朝一番で購入することをお勧めします。