タイ・チェンマイのエレファントキャンプで象たちに遊んでもらった話

タイ
STORYPIC_00039093_BURST230227111624

チェンマイは、タイ北部の山岳都市であり、豊かな自然と歴史ある寺院、そして象との触れ合いが楽しめる場所として有名です。近年、象の倫理的な扱いが世界的に注目されるようになり、象に乗ったり芸をさせたりする従来の観光スタイルは減少傾向にあります。

チェンマイには、象の生態を学び、安全に自然の中で触れ合える、倫理的な象のキャンプツアーが数多く存在します。この記事では、象のキャンプツアーの種類、内容、選び方、2023年2月に実際に体験した情報を詳しく紹介します。

チェンマイで象と触れ合える!象のキャンプツアーとは

チェンマイ市内、特に旧市街にはいたるところにツアー会社があります。そのほとんどの会社で象のキャンプに行くツアーを取り扱っています。チェンマイの周辺の山にいくつかの象のキャンプがあり、そぞれのキャンプで契約しているツアー会社があるようです。ツアーの内容はほとんど同じようなものですが、近年象の取り扱いの倫理観が高まり内容に差が出ているようです。

1. 象のキャンプツアーの種類

チェンマイの象のキャンプツアーは、大きく分けて以下の3種類があります。

  • 1日ツアー:象の世話や餌付け、水浴び、森林散策などを体験できます。象との触れ合い時間を長く確保したい方におすすめです。
    www.bonvoyagethailand.com
  • 半日ツアー:象の世話や餌付け、水浴びなどを体験できます。短時間で象と触れ合いたい方におすすめです。
    www.pm-tours.com
  • 象の孤児院訪問ツアー:象の孤児院を訪れ、象の保護活動について学び、象と触れ合えます。象の現状を理解したい方におすすめです。
    twosoulsonepath.com

2. 象のキャンプツアーの内容

象のキャンプツアーの内容は、ツアー会社によって多少異なりますが、一般的には以下の内容が含まれます。

  • 象の生態学習:象の生態や歴史、保護活動について学びます。
  • 象の世話:象の餌付けや水浴び、掃除などを手伝います。
  • 象との触れ合い:象の背中に乗ったり、一緒に歩いたり、写真を撮ったりすることができます。
  • 森林散策:象の背中に乗ったり、徒歩で森林を散策します。
  • 伝統料理の昼食:タイの伝統料理を味わえます。

3. 象のキャンプツアーを選ぶポイント

象のキャンプツアーを選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。

  • 象の倫理的な扱い:象に乗ったり芸をさせたりするツアーは避け、象の生態や行動を尊重するツアーを選びましょう。
    近年は象に対する倫理観の高まりから、象に乗るということをしないツアーが増えてきています。【NO RIDE】を全面に押し出している会社もあります。象に乗らない内容のキャンプは名前に【sanctuary】(楽園)名乗っている場合が多くありますので選ぶ際の参考にして下さい。
  • ツアーの内容:どのような体験をしたいのか、どのくらいの時間滞在したいのかなどを考慮して選びましょう。
    半日ツアーは朝出発をして昼過ぎまでキャンプに滞在して午後2時くらいに終わるツアーです。
    1日ツアーは半日ツアーが終わった後に近くの森や洞窟などの探検を組み合わせていることが多いようです。象との触れ合いだけを望む場合は半日ツアーで十分かと思います。
  • ツアー会社の評判:動物愛護団体などが認定しているツアー会社を選ぶと安心です。
  • 料金:ツアーの内容やサービスによって料金が異なります。複数のツアー会社を比較して選びましょう。

実際の体験(2023年2月)

1、事前申し込み

チェンマイ旧市街にあるツアー会社のひとつに1週間先の半日ツアーを申し込みしました。象に乗らない半日ツアーでした。

ツアー会社から個人で準備しておくように言われたものがあります。
・水着
・サンダル
・虫除け薬
水着とサンダルは川の中で象の水浴びをする際に川の中に入るつもりがあれば必要です。河岸から見ておくだけでいいという方は必要ありません。

・料金は約2000バーツ(当時)でした。

2、当日の流れ

・朝8時にホテルまで送迎がありました。今回の車は私を入れて3人でした。

・旧市街から約2時間、朝食休憩を入れて山の中のキャンプに到着
途中休憩したドライブインには他のツアーの客が乗った車がたくさん集まってきていて幾つかのキャンプに同様のツアーがあることがわかります。目的地のキャンプに着いたら車は数台来ていて始まった時点では20人程度のお客さんがいました。

・ガイドによる象の現状と注意点の説明(英語)
現在のタイの象の置かれている環境についての説明とこの日の流れや注意点の説明がありました。

象の餌付け用

・着替え
ツアー参加客お揃いの服が支給されてそれに着替えました。

・餌付け用のバナナとサトウキビの支給
1人に1袋バナナとサトウキビが入った袋が渡されました。(右の写真)

 

・昼休憩
チャーハン、焼きそばなどビュッフェ形式の昼食休憩でした。

・午後から川遊び
午後からは象と川に移動してバケツで水をかけ、ブラシで象の体をこすって洗ってやりました。水着とサンダルはこの時に使用します。

DSC_1288

・川遊びが終わったら着替えて終了です。1日ツアーの参加者はここから別の場所に向かいます。

象のキャンプツアーは観光客の楽しみという目的もありますが、象の保護という目的があります。ツアーを選ぶ際には象に負担を強いるツアーには参加しないように、内容をよく確認してから申し込みをして下さい。体験自体はとても楽しくゾウさんに遊んでもらったという印象です。皆さんもチェンマイに行かれる際にはぜひ参加してください。

プロモーション


タイトルとURLをコピーしました