先日も在タイ日本大使館からの路上詐欺被害の注意喚起、お金見せて詐欺についての記事を公開しました。
注意!タイで急増【お金見せて詐欺】日本人が狙われるその手口とは?
今回、また新たにバンコクで急増中の詐欺被害について大使館から注意喚起が出されましたので、これからタイ旅行をお考えの方に向けてお知らせをします。
2024年7月 在タイ日本大使館より注意喚起が発表されました
2024年7月24日在タイ日本国大使館が発表した、バンコクにおける日本人男性を狙った寸借詐欺被害の急増に関する注意喚起です。(以下引用)
在タイ日本国大使館ウェブサイト: https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_20240724.html
【注意喚起】バンコクにおける日本人男性を狙った寸借詐欺被害の急増について
7月以降、バンコクのスクンビット地区(プロンポン、トンロー、エカマイ)付近において、台湾や香港等からの旅行者や出張者を名乗る女性(又は女装した男性)が、日本人男性に英語や片言の日本語で声をかけ、お金をだまし取る詐欺事案が急増しています。
見知らぬ人から通りで声をかけられた場合には、詐欺の可能性を疑って、安易に発言を信用しないよう、十分ご注意ください。
在タイ日本大使館
- 具体的な手口の一例は、「○○からバンコクへの移動中、財布や旅券をなくして困っている」、「旅券の再発行代やホテル代等を含め、〇万バーツ貸して欲しい」、「自分の銀行口座から返金するので口座番号を教えて欲しい」などと声をかけ、現金をATMで引き出させたり、自身の口座へ振り込ませたりなどさせて、お金をだまし取るものです。
- また、犯人は被害者を信用させるために、自身は医療関係(レントゲン技師)の仕事に就いているとした上で、LINEなどの連絡先を交換する、自身の通帳や口座残高を見せるなどするほか、現金を得た後も、「進行中のプロジェクトに要する費用でさらに現金が必要」等と繰り返し送金を要求してくることもあります。
- この犯罪手口は数年前から発生していますが、新型コロナが落ち着いた2022年以降、大使館に被害相談が断続的に寄せられています。
注意点
今回の詐欺被害の特徴は以下のようなものがあります。
- 日本人男性が詐欺のターゲットとされている。英語かカタコトの日本語で話しかけてくる。
- 犯人は香港台湾出身の旅行者を装った女性または女装した男性である。身なりはきちんとして医療関係などの職業についていると装うことがある。
- 頻出地域はバンコクのプロンポン・トンロー・エカマイ地区付近である。
- 手口: 知り合いのふりをして近づき、金銭を貸してほしいと頼み、お金を騙し取るという手口が一般的です。
- 被害額: 数万円から数十万円単位の被害が報告されています。
どうすれば被害を防げるのか?
- 不審な人物に近づかない: 知り合い以外の人から声をかけられても信用せず、断りであっても会話をせず完全無視をしてできるだけ早くその場から立ち去りましょう。
- 金銭の貸し借りはしない: 現金を持ち歩く際は最小限にとどめ、他人に貸すことは絶対にやめましょう。
- 周囲に助けを求める: 万が一、トラブルに巻き込まれた場合は、周囲の人や警察に助けを求めましょう。
- 渡航前に外務省や在外大使館の現地情報を確認して情報収集をしておきましょう。
まとめ
タイ旅行は、素晴らしい経験となる一方で、注意すべき点もたくさんあります。このような路上での詐欺はさまざまな手口で仕掛けてきます。タイ旅行初心者の方はもちろんのこと、リピータアーの方も自分は大丈夫と油断せず、自分も被害に遭うかもしれないと充分に注意をして下さい。
今回の情報が、皆様の安全な旅の一助となれば幸いです。海外旅行を楽しむために、事前にしっかりと情報収集を行い、安全対策を講じるようにしましょう。