神秘!1600年間も錆びない【デリーの鉄柱】と【クタブミナール】

インド

インドのデリー郊外のイスラム遺跡クタブミナールに、1600年錆びない鉄の柱があると言われています。昔インドについての本を読んだときにこの鉄柱について書かれていました。インドの人は「植物の魂を宿らせている」と説明しているとのことです。今回初めてインドに行くことができたので実際に見てきました。

デリーの鉄柱とは

デリーの鉄柱は5世紀のグプタ王朝の頃に建てられたと言われています。それ以降野外で風雨にさらされているのにも関わらず錆びていない不思議な鉄の柱です。

1600年も錆びないことでオーパーツとも言われていましたが、2003年にやっと科学的な説明が可能になったそうです。現代とは異なる当時の冶金技術による被膜のおかげだったということです。

その薄い皮膜に守られていることがわからなかった今までの人たちは、この不思議な力を分けてもらおうと鉄柱を触ってきていたので、下の方の被膜が剥がれて錆びてきてしまったそうです。そこで今では鉄柵に囲まれてさわれないようになっています。

デリーの鉄柱は、その神秘的な存在から、古今東西の人々を魅了し続けています。科学的な分析が進み、その謎が解き明かされる日が来るかもしれません。しかし、その神秘性が失われることなく、今後も多くの人々にインスピレーションを与え続けることでしょう。

データ

入場料:外国人600インドルピー(約1100円)インド人は50ルピー(2024年2月時点)

アクセス:地下鉄がおすすめ デリーメトロ・イエローライン クタブミナール下車徒歩20分

注意点:観光地なのでオートリキシャの客引き、ガイドなどが寄ってきます。完全無視していっさい会話しないでください。

クタブミナール

デリーの鉄柱はイスラム遺跡のクタブミナールの中にあります。ここはインドでも有名な観光地で外国人よりもインド国内の観光客が多く来ていました。

 クタブ・ミナールの歴史と特徴

  • 建設: 12世紀末に、デリーを征服したクトゥブッディーン・アイバクによって建設が始まりました。イスラム教の勝利を象徴する建物として、モスクとともに建てられました。
  • 建築様式: ヒンドゥー教とイスラム教の建築様式が融合した独特なスタイルが特徴です。赤砂岩と大理石が組み合わされ、幾何学模様やアラビア文字が刻まれた美しい装飾が施されています。
  • 高さ: 完成当時は100メートルを超える高さがあったとされ、世界で最も高い塔の一つでした。現在の高さは約72.5メートルです。基底部の直径は14.3メートルにもなります。
  • 世界遺産: 1993年にユネスコの世界文化遺産に登録されました(登録名:デリーのクトゥブ・ミナールとその建造物群)

 デリーの鉄柱よりも周辺の石造りの遺跡の方が圧倒的に存在感があります。

写真の人間の大きさと比べて巨大さがわかりますか?

タージマハルと比べると日本人には全く知られていない観光地だと思います。せっかくデリーに行かれる機会がある人は簡単に行けますので行ってみてはいかがでしょうか。

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