2024年3月24日、ネパールのカトマンズで奇祭ホーリーに参加をしました。ホーリーというのはインドやネパールで春を呼ぶヒンドゥー教のお祭りです。満月の日に行われるので年によって日は決まっていません。
私は今回この祭のことをまったく知らずにネパールに訪問していました。たまたま滞在中にお祭りがありましたので、いい機会にと祭りに参加をしましたのでその報告をします。
インド・ネパールに春を呼ぶヒンドゥー教の奇祭ホーリー
3月の下旬ごろ、カトマンズの街を歩いていると学校の前を通りかかった時に子供達が水をかけ合ったり色の粉を頭に振りかけてはしゃいでいる光景を見るようになりました。
そのころは学校だけでそのようなことをやっていたので、卒業のイベントか何かだろうと思っていました。
SNSで上記の投稿をしたところ、ホーリーではないかと教えていただき自分でも調べたところ、ホーリーという変わった祭りが烏滸な悪という情報を得て楽しみにしていました。
ただ、どこで行われるかなど具体的な情報はありませんでした。おそらくダルバールスクエアに行けば何かわかるだろうと思っていました。
3月24日(日)当日、滞在していたタメル地区のホテルを出ていつものように朝のチャーを飲みに歩いていると、外国人観光客が服をカラフルな粉にまみれて歩いていました。
タメル地区の中心部から少し外れた通りに行ってみるとローカルの家族が道を歩いている人に水鉄砲で水をかけて、手につけた色の粉を相手にこすりつけていました。
また、道端にはその色の粉とお祭り専用のTシャツを露店で販売をしていました。
いくらお祭りだといっても、色の粉をかけられるのを望まない人もいるでしょうし、特に外国人旅行者はお祭りのことを知らない可能性もありますので、ヘタをするとトラブルにもなりかねません。
そこで、お祭りに積極的に参加をする、色の粉をかけてもらっても構わないという意思表示のために専用のTシャツを着るということのようです。
お祭りは見るよりも参加する方が楽しい
さっそく専用Tシャツに着替えてから街へ繰り出しました。どこが祭の中心部かわからないので、とりあえずダルバールスクエアに向かいました。
思った通り、ダルバールスクエアが近づくにつれて、粉まみれの人がたくさんいます。自分にも粉をかけてもらっても構わないという意思を伝えるために通りがかりの人に「ハッピーホーリー」と声をかければ相手には「粉をかけてほしい」と伝わるようです。相手も安心して粉をかけてくれます。
ダルバールスクエアに着いたころにはTシャツや顔や頭はだんだん色がついてきました。広場には大勢の人がテンション高く大声で踊りながら騒いでいます。
私も「ハッピーホーリー」と言いながら写真や動画を撮りながら群衆の中を歩いてまわりました。
2時間ほど会場にいて、とても疲れたのでホテルに帰りました。服も顔も頭も色の粉だらけですが、その日はそんな格好でもおかしいと思われることはなく、ホテルの人も笑ってくれていました。
次の日の月曜日は昨日のことがなかったかのように通常通りの日常でした。
今回、私は何も知らずにネパールに渡航しましたが、毎年前もって開催日がわかっていますので、3月ごろにネパールに行かれるタイミングになれば、ぜひ積極的に参加して粉まみれになってみてください。