カトマンズのダルバールスクエア(広場)の見どころと入場料の裏技

ネパール

ネパールのカトマンズの観光名所はたくさんありますが、その中心となる場所が【ダルバールスクエア(広場)】です。世界文化遺産にも登録されており、カトマンズに滞在する旅行者はほぼ皆さん1度は行かれるのではないでしょうか?

場所もカトマンズの中心地にあり、旅行者が多く滞在するタメル地区からも徒歩でも行ける距離です。私も2024年3月の滞在時にはほぼ毎日行きました。

本記事では、ダルバールスクエアの見どころ、入場料とその裏技についてお知らせをします。

ダルバールスクエア(広場)

ダルバールスクエアの所在地

旅行者が大く滞在するタメル地区からほぼ真南方向に徒歩でも約30分程度の距離にあります。カトマンズの中心部は細い道がたくさんあり、また人も多いので車で行かれる際には4輪車ではなくリキシャが良いと思います。ただし、野良のリキシャは十分注意してください。散策しながら歩いて行くことをお勧めします。

ダルバールスクエアの入場料(1000ルピー)

今回30年ぶりにネパールに訪問したのですが、前回はダルバールスクエアには入場料はありませんでした。広場に入る際にも塀や柵があるわけでもなく、特にお金を払わずに入る人も多いので私もそのまま入ろうとしたところ、係の人から呼び止められ、外国人は1000ネパールルピー(約1100円)の入場料が必要と言われました。ネパール国民は無料でした。ネパールにはチベット系の人もいるので見た目だけで外国人かどうかを見分けられるのか不思議でしたが、漏れはあるのではないでしょうか。

お金を払うと紐のついた紙製の大きめの入場許可証を渡してくれました。これを首から下げて入場するということです。この紙の色と紐の色が日によって組み合わせが違っていて、前回の許可証で入場しようとする人を見分けるようになっています。

注意)この受付の付近にガイドをしてやると言ってくる人がいます。日本語で話しかける人もいます。もし依頼する際には事前の価格交渉など十分注意してください。周辺のお土産物屋に連れて行こうとしますので基本的には無視してください。お断りなど会話を一切せず完全無視をしてください。

入場料の裏技(マルチエントリーパス)

裏技というか小さく注意書きに書いてあるのですが、係の人が説明することはありません。知らなければ損する情報です。

1000ルピーという価格に驚いた私は係の人にこのパスの期限はいつなのかとしつこく聞いたところ、別の建物に連れて行かれました。そこでパスポートと写真を出せと言われ、しばらく待つと【マルチエントリーパス】という免許証サイズの紙の許可証を渡してくれました。これがあると一定期間(私がもらったのは1ヶ月間)入場することができるということです。驚くことに料金は無料です。

看板をよく見なかったり、入場料に不服がなければそのまま1回限りで処理されてしまうのですが、係の人に申し出た場合だけマルチエントリーパスを作ってくれるということです。

私はこれをもって2週間のカトマンズ滞在中に何度も通いました。

ちなみに高額な入場料は先のネパール地震で壊れた寺院の修復に修復に充てられるということですからそこは納得しておきましょう。

カーラバイラブ(大黒天)

ダルバールスクエアの一角に人がたくさん集まって参拝をしている石の像があります。これはヒンドゥー教の神マハーカーラ(大黒天)マハーは大きい、カーラは黒いという意味です。マハーカーラはヒンドゥー教の最高神シヴァ神の憤怒の化身であり、石像の顔はユーモラスにも見えますが手には生首を持ち、首からは生首でできたネックレスをかけています。

日本では同じ「だいこく」という音から大国主と同じ神とされていますが、本来大黒天と大国主は性格がかなり違う神様ですね。

ちなみにマハーカーラの妃神の【カーリー女神】も残虐な神様で、ヒンドゥー教ではシヴァ神を踏みつけた宗教画も存在しています。

カーラバイラブにはお参りをする人が人が絶える事なく、蝋燭を買って灯したり係の人にお賽銭を渡して額に朱色の印をつけてもらったりしています。

クマリの館

ダルバールスクエアの一角に【クマリの館】があります。

生き神クマリ

クマリの館にはネパールで生き神とされるクマリという少女が住んでいます。クマリは神の化身とされかつてはネパールの国王でさえもひれ伏したということです。

クマリは幼い少女から選ばれ初潮が来ると神秘性が失われたとされ退いて次のクマリと交代します。現在のクマリは2017年に選ばれました。

クマリは特別な時にしか外出することはなく、拝観料を払うと数秒だけ窓から顔を出しますが写真は禁止されています。

クマリを退いた後は実家に帰れるのですが、元クマリは実社会に馴染めず不幸になりやすいとも言われていて、NHKでもドキュメント番組が制作されています。(2002年アジア人間街道)

まとめ

カトマンズは街の周辺にもかず多くの観光名所がありますが、ダルバールスクエアはその拠点にもなります。カトマンズに行かれる機会があればぜひ行ってみてください。複数回行かれる場合には真ルチエントリーパスを活用してください。

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