本記事は2024年6月の情報をもとにした記事を25年8月に再入国して内容を確認して情報を追加更新したものです。
本記事は2024年6月18日時点の情報をもとに記載しています。制度や内容は変更になる場合もありますので、渡航を検討されている方は公的な最新情報を入手するようにしてください。
2024年1月からマレーシア入国カードがデジタルに変更されています【MDAC】(Malaysia digital arrival card)
2024年6月18日にマレーシアに入国しました。昨年もマレーシアに訪問しているので変更は無いだろうと事前に調べることもありませんでした。
入国審査(イミグレーション)の窓口に並んで手続きをしていたところ係官から何か手続きはしたのかという趣旨のことを質問されました。何のことかわからなかったので係官から教えられたQRコードを読み込んだところ、今までは紙で書いていた入国カードをデジタルで申告するようになっていたようです。
マレーシア入国管理局は、2023年12月1日から、マレーシアの空港に到着する国際線旅客に対し、デジタル入国カード(マレーシア・デジタル・アライバル・カード(MDAC))の登録を義務づけると発表しました。
在マレーシア日本大使館
ただし、次の方は除外されています。
(1)永住権保有者
(2)マレーシア自動クリアランス・システム(MACS)保有者
その他の中長期滞在ビザ保有者の扱いを含めて、除外対象については今後のマレーシア入国管理局の発表を注視してください。
MDACカードの登録は専用ウェブサイトから、旅行者の氏名、生年月日、パスポート情報、メールアドレス、携帯電話番号、到着日出発日等の情報を入力する必要があり、登録は入国の3日前から可能です。
MDAC専用ウェブサイト
https://imigresen-online.imi.gov.my/mdac/main
また、MDACカードを初めて登録し入国する際に、併せて指紋登録を行うと、日本国籍の方は次回以降の出入国時に自動化ゲートを利用できます。ただしパスポートに出入国スタンプの押印を希望する場合は有人カウンターを利用してください。
入力項目
入力する内容は今まで紙で書いていた内容と同じでした。画面に従って以下の内容を入力していきます。画面は英語です。
- 氏名(パスポート上の氏名)
- パスポート番号
- 国籍
- 生年月日
- 性別(男性/女性)
- パスポートの有効期限
- Eメールアドレス
- Eメールアドレスの確認入力
- 国/地域コード(日本は81)
- 携帯電話番号(先頭の0を取る)
- 国・地域コードの確認(9と同じものを入力)
- 携帯電話番号の確認(10と同じものを入力)
- マレーシア入国日
- 入国手段(飛行機はAIRを選択)
- マレーシア出国日
- 最終寄港地
- 航空機便名
- 宿泊施設種別(ホテルなど)
- ホテルの名称、住所
- ホテルの郵便番号
- 都市名
- 州名
入力が終わったら【SUBMIT】をクリックすると登録したメールアドレスに確認が届きます。
当日トランジット、日帰り旅行の場合の入力方法
当日トランジットで入国してその日のうちに出国する場合は宿泊先がありませんので、以下のように入力して下さい。
滞在先情報(トランジットの場合)
トランジットで宿泊しない場合、以下の通り入力します:
Accommodation of Stay: 「Others」を選択。
Address (In Malaysia): 「空港の名前」を入力。
State: 滞在先の州(クアラルンプールなら「WP KUALA LUMPUR」、コタキナバルなら「SABAH」、クチンなら「SARAWAK」など)。 City: 滞在先の都市(例: クアラルンプールなら「KUALA LUMPUR」、コタキナバルなら「KOTA KINABALU」)。
Postcode: 郵便番号(例: クアラルンプールなら「50000」、コタキナバルなら「88000」)。都市の一般的な郵便番号を調べるか、空港所在地の郵便番号を使用(例: KLIAなら「64000」)。
手続き
対象者:すべての外国人
受付開始:入国日を含む3日目から
【参照】
マレーシア政府観光局
https://www.tourismmalaysia.or.jp/news/news_2023120401.html
MDAC専用サイト
https://imigresen-online.imi.gov.my/mdac/main
日本のパスポート所持者は無人ゲートを通過できます
事前にMDACを登録してあれば2回目から空港の入国審査は有人カウンターではなく、無人の機械ゲートを通過できます。大幅な時間短縮になります。(身長120cm以上)
しかし、入国スタンプは押されませんので希望する方は有人ゲートで手続きをして下さい。

まとめ
今回私はたった1年前に入国していたので変更などないだろうと思い込んで情報収集を怠ったために入国手続きに時間をとってしまいました。
行き慣れた国でも制度や内容は変更されることもあります。常に最新情報を取得するように心がけましょう。
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